素材で見分ける
UGGムートンブーツに使われている毛皮は、羊毛と羊皮が一体になった高級シープスキンです。
ボアと皮を摘んで、左右に引っ張ったときに中に空洞ができるものは偽物です。
空洞ができない場合でも、化学繊維と人口皮革などを張り合わせて一枚に見せているだけのものもありますので、接着剤の臭いがするかどうか確認してみましょう。
臭いがした場合は偽物かもしれません。
最近の人口皮革は大変よくできているので、触っただけで本物かどうか見分けるのは難しいです。
断面を見れば違いははっきりしますが、せっかく買ったブーツを切るわけにはいきません。
しかし、ボアには違いが出ます。
本物のUGGブーツのものは毛が細く、触ったとききめの細やかさを感じるからです。
厚みは1cm以上あり、長さも揃っています。
ゴワゴワした手触りのものや長さが揃っていないものは化学繊維の可能性があります。
さらに詳しく調べたい場合は、毛を少しだけ抜いて燃やしてみてください。
本物は羊毛なので、髪の毛が燃えたときのような臭いがします。
一瞬で塊になりますが、押すと崩れて灰になります。
化学繊維は融けるだけで灰にはなりません。
灰になかったからといって、カンタンに安心してはいけません。
偽物の中には天然の毛を使ったものもあります。
他のチェックポイントと併せて総合的な角度から判断するようにしましょう。